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それから久しぶりに金色のカラコンを入れて、colorsのところへいくことになった。
途中、やっぱりいつものようにジロジロ見られたけど…無事つけてよかった。
――カランカラン
「…いらっしゃいませー」
「……」
「あ…?って、金蝶か」
今、完全にこっち見ずにいった。お店の人がそれでいいのか、と思って少し呆れていたら、ようやく白狐がこっち向いて俺って気づく。
とりあえず、ペコッと頭を下げておく。あ、黒梟にも。
「おー久しぶりじゃねぇかっ。金蝶!」
『昨日もきてただろ』
「僕らはいなかったからね。元気してたか?」
「…ん」
昨日は、ふ…茶兎と赤獅子はいなかったらしい。でも今日はいて、赤獅子にバシバシ腕を叩かれつつ、こっちこいと腕を引かれて円形テーブルに。
緑虎がいて、俺を含めて4人。
4人がけの机だから、銀狼はカウンターでこっちを恨めしそうに見てる…。
(オレ、も、金蝶と一緒、…いいのに)
緑虎も銀狼も、元気そうだ。
…って、あれ?
「…?」
「…なんだ、注文か?」
「ぁ、…(フル、)」
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