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イタズラな笑みを浮かべる誠司さんに、春蘭が「えー」と返す。
楽しそう…よかった、春蘭もちゃんと受け入れられたんだな。

と思って見てたら、みんなの目が俺に。



「雷鳴は、どうだ?」


「あ…お、俺も!友達たくさん?出来たし、楽しいこといっぱいだっ」


「だが、ヤなこともあっただろう…?」


「…ん、でも、それも含めて、俺学校にいってよかったって思ってる。ありがとう、剛毅さん、誠司さん」



2人のおかげだよ、といえば、2人して照れたように気まずそうに視線をそらした。

春蘭もニコニコ笑顔で、なんか、俺も自然と笑顔になる。



「詳しく聞かせてくれよ。2人が、編入してからのことさっ」


「時間はたっぷりある。たくさん話してくれ」


「っ…2人も、話してね!」


「ん、2人の話も、聞きたいよな」



ニーッと春蘭と笑い合うと、2人はやられた、って顔をした。
それからは時間が経つのを忘れるくらい、たくさんたくさん話をした。

俺も、春蘭も、剛毅さんも、誠司さんも。
こんなに楽しい時間は、初めてだ…。







「そういや2人とも日本語うまくなったなぁ」


「「…へ?」」


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