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全然会ってないから、会えると思うと今からドキドキワクワクして落ち着かなくなる。

夏休みは、ちゃんと帰る。
…帰る、場所がある。
それがあの2人の待つ家だと思うと、なんだか凄く心が暖かくなった。



『ちゃんとマリンも連れてきてねー?』


「もちろん。…な、マリン」


「にゃっ」


『ふふ。じゃあ、夏休みに会いましょうね。楽しみにしてるわ』


「俺も。またな春蘭」



いつ頃帰るとかそういう話を少ししてから電話を切る。
今から楽しみだ。
きっと、もっと綺麗になってるだろうな、春蘭だし。

マリンも会いたいのか、電話をフンフン嗅いで尻尾を振ってる。
可愛い…写真撮りたい、けど…ケータイマリンがいじってるよ…!







夏休み、突入。
俺はすぐ帰ることにしたんだ。
だから今、門のところで迎えを待ってる。

誠司さんがきてくれるらしくて…もう早く会いたくて、ウズウズしてるんだ。


だって、2ヶ月ぐらい振り。
相当俺浮かれてたのか、部屋を出てくるときに龍樹たちに少し笑われた…。



「…ぁ…」



車、だ。
っていっても俺が待ってる間も、3・4台はきてたんだけど。
他の人も迎えにきてるみたいで、でも…あの車は、凄く見覚えがある。


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あきゅろす。
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