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「見分け方…似てるっていっても、しゅん、…妹の方が凄い可愛いです」
「…そう、ですか」
「シスコンの上に無自覚か。凄いな」
「シス…?」
「気にしないで下さい。聞きたいことは以上です」
なんだったんだろう…よく分かんない単語が出てきた。
これだから日本語は難しいんだ、また調べて覚えないと。
余計なことまで色々と話した気もするけど、少し心が楽になった。
力になる、って嘘でもいってくれたことが嬉しいし、絶対話さないっていってくれたし。
あとで、春蘭には一応いっとこう。
「…送ってった方がいいですか?」
「平気です。…俺、金蝶ですよ?」
「クッ、襲われてたくせにな」
「ぅ゙…あれは、仕方ないんです」
薬嗅がされたもん。蒸し返さないでよ、とちょっと睨みつけたら関さん…一誠は、クッと笑った。
かっこいいんだけど、でも雫とは違うんだよなぁ…。
…なんで、雫と比べたんだろ。
とにかく2人しかいないときは敬語もいらないし名前でいいっていわれて、頑張ると答えながら俺は寮に戻ることにした。
◆
「「おかえり」」
「…たっ、ただい、ま…」
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