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「…絶対、絶対他の人にいわないと約束してくれますか…?」


「では、認めるんですね?…金蝶」


「ん…そう、です。黒梟…さん、シロギツネさん」


「…まさか、本当にお前が金蝶だったとは…」



俺が認めると、確信していたはずの2人は少し驚いた様子を見せた。

うーいっちゃったよ…ごめん春蘭。でも俺、頑張って口止めするから!



「色々と聞きたいことあるんですが、いいですか…?」


「いわないと、約束するなら」


「「もちろん」」


「…どうぞ…」


「ではまず、なぜ、変装までして騙していたんですか?…というか、どっちが変装ですか…?」


「…ど、ちも、かなぁ…」



今もカラコン入れてるし。

あ、でもこれはいわなくていいか。元々黒目と思ってるならそれでいいや。



「髪色はこれが本物です。金蝶のときは染めて、カラコンしてました」


「染めた?カツラじゃねぇのか」


「切った、んです。ここにくることになって、長さと色が違うだけでバレないだろうってことになって」


「確かに、金蝶と分かっていても少し違うかなとは思いましたが…」



…そんなに色と長さって重要なのか。あ、でもそのあとに "女" っていう先入観があったからかも…っていわれた。

それはなんでだろう、とも。


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