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「またかよ…ライのストーカーか?」


「捨てちまえ。雷鳴にわざわざ見せることねぇだろ」


「分かってるっつーの!」


「2人とも遅い、どうした?」


「まーたあの変な手紙入ってたんだよ、ライんとこ。今破いて捨ててやったぜ」



気味わりぃな、少し雷鳴の周り気をつけとくか…。
とはいえ、雷鳴も実は、なやつだ。いざという時、俺らよりも強いやつだろう。

…この2人は毎日一緒にいて気づかねぇみてぇだけど…。



「この手紙、入ってんのが雷鳴じゃなくて穂波のとこだったらこんな心配しなくて済むのにな…」


「…どういう意味だよフミ!」


「穂波チャンのファンだったら僕は止めるどころか応援するのに、って意味だよ」


「っ…フミ、てめー!」


「…はぁ」



また始まった。
史也のやつ、穂波をからかうのが好きだからなぁ…一々穂波もそれに突っかかるし、最終的に俺が巻き込まれるからめんどいんだよ。

2人とも顔と一緒の性格してりゃ、大人しくて済むっつーのに…あー雷鳴に会いてぇ。
…先に帰っちまうか。







あのあと、結局巻き込まれた。
史也が俺の後ろに隠れるせいで穂波は俺に向かってプロレス技仕掛けてきやがって…何の恨みがあるんだ。


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