[携帯モード] [URL送信]
13
般若から一転、どこにでもいそうな普通の人に戻って自己紹介。
いってることは不満を吐いてただけだけど、思っていたより普通の人…っぽそう。

そっか…関さんの身代わりにされた人なんだ。



「今すぐって、まだ飯食ってねぇんだけど」


「…は?なにいってんだ僕だって食べてねぇよ。なのにあんたらの仕事手伝ってんだろうが。さっさときやがれ」


「っ…雫、今日はいきましょう」


「お、俺っちもアサにさんせーい…」


「…チッ、その代わり購買で買ってくからな。…雷鳴、これ、食いたきゃ食っていいから。またな」



クシャッ、と。
最後に俺の髪を撫でて、雫たちは食堂から出て行った。

本当に1口も手をつけられてない雫のご飯…もったいないから少しもらっていこう。
んまい。



「…凄い人だな…さっきの人」


「あー徳川先輩な。唯一あいつらを静めれる人なんだぜっ」


「なんか、かっこよかった…」


「…え、雷鳴は彼みたいなのがタイプなの?」


「だって、普通の人でしょ?なのに会長である雫に強気に出てて…」



たとえば、チームに入ってて腕っ節に自信がある、とかなら分かる気もするけど、そうじゃなさそうだし。

なのにみんな逆らえないほどの人、凄いじゃんか。
かっこいい。感服ってやつだ。


[*前へ][次へ#]

13/183ページ

[戻る]


あきゅろす。
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!