[携帯モード] [URL送信]

スッゴい嫌な顔をする三蔵たちをよそに、3人は座ってお昼を注文した。
俺の隣には雫がくる。



「何食ってんだ?」


「俺?…これ」


「カレーか。きっと甘口なんだろうな」


「何いってるんだろうねそこのバカは。カレーは辛いのに限るっていうのにさ」


「えっ、あー…」



笑顔の史也に、ちょっとバカにしたような顔の雫。
どうしよう、実は雫が正解なんだけど…チラッと龍樹に助けを求めてみたら、目をそらされた。

なんだよ、助け舟出してくれてもいいだろっ。



(俺を巻き込まないでくれっ)


「んなことよりさっさと食っていこうぜ。こんなやつらと食ってっと飯が不味くなる」


「穂波チャンつれねー。もっといようぜぇ?笑顔えーがお」


「触んなキメェ!」


「そうやで、敵に馴れ馴れしくするんやないの」


「いーじゃん。ここ学校だしぃ?」



ああ、うん、三蔵の横には春馬さんが座ったんだよ。
ニヤニヤした顔で三蔵のほっぺ突っついた。凄い勇気の持ち主だと俺は思う。

とまぁそんなことしてるうちに、雫たちのご飯も運ばれてきた。
結局一緒に食べることになって、三蔵たちはさらに不機嫌だ。



[*前へ][次へ#]

8/183ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!