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びゅお、と冷たい風が吹いた。
三蔵はケラケラ笑ってるけど、それじゃつまらないな。
せっかくみんなで回れるなら、史也もいた方がいいし。

2日あるみたいだから、どっちかは史也がいるときにクラスにいってみたいけど…って、早く考えすぎか。
何やるかも決まってないのに。



「楽しみだにゃー?」


『うにゃっ』


((か、可愛い…っ!))



マリンも連れていけるとほんとはいいんだけれど。
あ、春蘭とか剛毅さんたちはこれないのだろうか。

早く詳しく説明する日がくればいいのになぁ。







次の日、また…手紙が入っていた。あの、変なことが書かれてるやつ。
パッと見ただけで、それだけオーラが違ったっていうか…。

中には、こう書かれていた。



【君は俺のものなのに。ああ、美しさは罪だ】


「なぁに見てんだよっ、ライ」


「あ、これ…」


「…またか。同じやつか…?」


「だろうね。中身の書き方が同じだ」



真っ赤な背景に、黒文字。
みんながそれを見て顔をしかめる。

気持ち悪い。
しかもなんか…何かあったことに対してこれを書いてるみたいだ。昨日、は…こ、告白があったけど…。


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