＊学園祭編。雷鳴に付きまとう不審な影は一体…？
その子供たちは、幼いころから教育をされ、立派な殺し屋への道をムリヤリ進められていた。
仲間同士で本気の殺り合いをし、小さなころはたくさんケガをして泣いた。
しかし、彼らは痛いのが嫌で、力をつけた。
……双子、というのが救いだったのか。互いを守るために力をつけた子供たちは、齢８にして当時のトップ５の依頼へついていくことになったのだ。
『うﾞ、あﾞ…っ』
『…たすけ、…ぐっ』
「っ…大丈夫、大丈夫…春蘭は俺が、守るから…っ」
「雷、鳴ぃ…っ」
そこは既に、地獄絵図。
男はターゲットだけではなく、刃向かってきた人間や戦意をなくした人間、全てを殺し回った。
血が飛び散り、海が出来る。
呻く声が彼らの耳にこびりついて離れない。その子供たちはしっかり手を繋ぎ、男のあとをついていった。
そして、その屋敷には、男１人だけになってしまう。
『ひぃぃ、た、頼む助けてくれぇえ！』
『っせぇな…ヒヒッ、おいガキ共、…ヤレ』
「えっ…」
『殺・れ。初仕事だ、ありがたく思いな』
「そ、そん、なの…っ」
『チッ…じゃあ女、お前が殺れ』
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