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「安心しな雷鳴、お前がやるのはいいみたいだぜ」
「そう…なのか?よく分かんない」
俺には怒ってるようにしか見えないし、三蔵、子供扱いとか嫌いなのに俺はいいとかよく分かんない。
なんかブツブツいってて怖いから、とりあえず龍樹にジャージをもらったことを報告。
なぜ頭を撫でる。俺だって子供扱いは嫌いだ!なんて、まぁいいんだけど。
結局そのままチャイムが鳴って、三蔵は悩んだ様子のまま3時間目が始まった。
◆
お昼、史也が3組まできて、そのまま4人で食堂へきた。
昨日みたいに周りはうるさいけど気にせず、空いていた席について注文する。
今日は、このダブルオムライスっていうの頼んでみるか。
なんか、デミグラスソースとホワイトソースが両方かかっているらしい。
「また可愛らしいもの選んだね、雷鳴」
「そうか?変?」
「いいや、似合って『『キャーッ!!』』…チッ」
「っ、…なんだ…?」
キャーッて、男しかいないのに…いやそこじゃないか。
急に悲鳴?歓声?があがって、話を遮られた史也は舌打ちをした。
俺としてはどっちもビックリだ。というか、なんの騒ぎ?
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