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「あはは、俺と龍樹の2人の秘密だな」


「っ…あ゙ーそうだな」

(無自覚こえー…)


「あーおっすライ、タツ!今日もねみぃなぁ」


「早く寝りゃいいのに夜遅くまでプロレスのビデオ観てるからだろ…」


「うっせぇ!かっこいいんだからいいだろっ」



ムキーッと朝から元気よく怒るのは三蔵。ほんとに眠かったんだろう。いつものように縛っただろう髪が、結構乱れていた。

ボロボロ…。



――ちょい、ちょいっ


「っ…な、なんだよライ、引っ張んなよ!」


「あ、ごめん。でも出てる。やり直す?」


「え、あ、マジ?…まぁいいや、邪魔だから縛ってるだけだし」



ふーん、やっぱ三蔵が一番男らしいな。ちょっと下から見上げてくるから可愛いけど、中身は別。

歩きながら適当にちゃっちゃと直す三蔵を見て、周りはおぉ…とかいってたけど。







「……え?いやライ、今なんつった?ワンモアプリーズ」


「だから、俺、ジャージない」


「そういや…制服は用意してあったけど、ジャージってあとから渡されたよな」


「ああ、オレ忘れてた。つかもっと早く気づけよなぁ!」


「…ごめんなさい…」


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あきゅろす。
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