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「……雷鳴?」


「え?…っあ」


――トン、


「何してんだ雷鳴。前見て歩け、つか目ぇ覚ましてから歩けよな」


「うーごめん龍樹。ちょっと、目、痛くて…」


「は?大丈夫かよ、見せてみろ」



下ばかり見ていたせいでぶつかった龍樹の胸板は、結構痛かった…。

んでもって、やっぱ龍樹は結構優しい。心配、という声色でそういって、俺の頬に手をそえてきた。
…危うく流されそうになった。



「だっ、大丈夫!ちょっと鏡見てくるから…っ」


「いてぇのに見れるほど開けんのかよ。ただのゴミかもだろ」


「ちょ、ちょ…"見るなっ!"」


「…あ?なにいって…これ、コンタクトか…?」


「うわぁあ見るな、いったのに…!」


「ああ、そうだったのか悪い。つか、黒のコンタクト…?まさかこれつけたまま寝たのかよ」



はぁー…って、ため息つかれた。ぐぅ…しょうがないじゃんか、寝るまでコンタクトつけてたのなんて、昨日が初めてなんだ。

しかも色に疑問持ってる…あーどうしよう。



「…ちょっとガマンしろよ」


「うえ?…ひっ、こ、こわ、怖…!」


「暴れたら刺さるだろ!」


「っ…こ、わい…指が迫って…」


「…あ、か」


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あきゅろす。
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