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「な、ら、雷鳴!?///」
「元気出す。休み時間、俺たち待ってるから」
「うはー天然タラシか!」
「?、三蔵もする?」
「いやしねぇし、されたくもない。オレはガキでも女でもないんだからなっ」
ギッ、と睨みつける先はクラスメートとか、廊下にいる人たち。あー…さっきから可愛い可愛いずっといわれてたから…。
撫でたい、けど怒られるだろうな…と思っていたら、横から髪を引っ張られた。
「龍樹…何するの」
「いや悪い。いい具合に跳ねてっから…」
「ああ、それ分かる。耳みたいだよな」
「む…俺この髪嫌なのに」
毛先がピョンッて跳ねてんの、うざいのに。龍樹がククッて笑いながら引っ張ってくるし、嫌だ、って首振ったらなんでかおお…って感嘆のため息つかれるし…春蘭、ここはよく分かんないことだらけだよ。
はぁ…いつも大体春蘭が教えてくれてたから、分かんないまま過ぎていく…。
「あーじゃあ、そろそろ僕は教室に帰るよ」
「おーまたあとでなっ」
「雷鳴、何かあったら穂波より龍樹にいいなよ」
「へ…「うっせぇさっさといけバーカ!」…ぁ…」
とりあえず…授業頑張ろ。
一々返してるとキリないの知ってるしね。
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