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うはは、って笑ってるけど。
可愛い笑顔だなぁと思って見てたら、周りがまた少しだけざわついた。

やっぱ可愛い、とか、下の名前!?とか、さすが穂波チャンとか。三蔵が大きな舌打ちしたの気づいてないのかな…。



「雷鳴は座っていいからクラスを見つめんな。進まねぇ」


「…は、い?」


((分かってねぇ!))



ふぅ、勉強は大変そうだ。
学校いってなかった分、頑張って追いつかないとヤバいかもな…。

そうとなればやっぱまずはノートしっかりとらないと。
テレビでもみんなノートに写してたしな!







凄い、落ち込んでる。
誰がって、史也が。



「まーた僕1人とか…イジメなわけ?」


「げ、元気出して」


「あはは、羨ましいだろっ」


「ほんとに、理事長に掛け合って穂波と交換でもしてもらおうか」


「勘弁しろよ…タツにして」


「あのなぁ…」



休み時間、史也が教室にきて、少しだけクラスがざわついた。
うん、人気者だからかな。つか凄い人が見てる気もするけど…。

でもほんと落ち込んでて、見てて可哀想になってきたからちょっと頭撫でてみた。
マリンを撫でる感じに。


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あきゅろす。
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