[携帯モード] [URL送信]

なんか俺を昇降口まで迎えにいってくれたらしいけど、顔知らなかったのにどうやって見つける予定だったんだ?



「まぁ中入れ。色々と渡すもんあっから」


「はい」


「にしても、綺麗な顔してんなぁお前。これから大変だぜ?」


「頑張ります…」


「意味分かってんのか」


「友達に同じこといわれた」



っていったら、クツクツ笑うし。でも大丈夫だと思うんだけど…まぁ注意しとくにこしたことはないんだろうな。

それよりも驚いたのは、この人が国語を担当してるってことだ。なんか似合わない。何が似合うのかって聞かれると困るけど、似合わない。


それからなんかサインが必要だっていう書類に名前書いて、教科書とかたくさんもらった。
いい紙袋に入ってるから破けることはなさそうだけど、重っ。



「うし、クラスいくか」


「あ!俺、何組ですかっ?」


「ああ、3組だ。間違えんなよ」


「3…」



龍樹と三蔵のいるクラスだ!
ごめん史也、1組じゃなかった…けど、嬉しい。一安心?っていうのかな。

移動の途中でチャイム鳴ったけど特に焦らずクラスへ向かって、外で待つようにいわれた。
名前を呼んだら入ってくるのが "王道" なんだってさ。よく分かんないや。


[*前へ][次へ#]

7/113ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!