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「あと俺1人で平気。案内助かったよ」
「1組であることを願ってるからな。またあとで」
「ああ、あとで」
…爽やかだ。
ぱっと見ケンカするようには見えないんだけど、あれでcolorsの総長なんだよな…。
バレないように気をつけないと。
さて、なんていって入ればいいやら。微妙に緊張してきた…。
「編入生の…で、いいか…?」
「……おい」
「それとも、ちゃんと挨拶するべき?」
「…おい、そこのお前邪魔だ。用がないならどいてくれ」
「っ、わぁあ!?」
「っ!?」
び、ビックリした…!
いつの間に後ろに人が!?
ヤバいスッゴい情けない声出した。
ちょっと恥ずかしくて耳赤くして、恐る恐る後ろを振り向けばなんかホストみたいな人がいた。
ホスト…春蘭がケータイゲームでキャーキャーいってた男そのもの?
「あ…?見ない顔だな…もしかして李雷鳴か」
「あ、う、はい!えと」
「迎え損だったか…俺は和田、お前のクラスの担任だ」
「!、よろしくお願いしますっ」
「……礼儀はいいな…」
驚かれた。
礼儀っていうか、挨拶くらいするだろうに。でもそうか、やっぱ先生だったか。しかも担任。
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