5
「職員室までは僕が連れていこうか?」
「え、悪いよ」
「…雷鳴知ってんのかよ、場所」
「知らないけど…」
「ならんな遠慮すんなって!ただフミに襲われねぇよう気ぃつけてなっ」
「ほーなーみー?」
ははっ、三蔵は面白いこというな。史也が一般人傷つけたりしないこと一番知ってるはずなのに…それに俺の方が確か強いはず。
うん、大丈夫だろ。
案内はお願いするけど。
とりあえずはご飯だ。
◆
「雷鳴ってさ、今まで男に告白されたこととかない?」
「ないよ!俺も男だし…」
「まぁそうなんだけど。これからきっと増えるから覚悟はしといた方がいいな」
「俺、男にモテる顔、してるか?」
「…し、てるな」
ガーン、それはショックだ。
ってことは待て、春蘭もモテる顔してるってことだよな?
危険だ。
colorsとか特に危険だ。
というか既に金蝶としてなら告白男から受けてるし…女と思ってのそれだから、俺は数に入れてないけど。
「ま、まぁ落ち込むなって。嫌でも慣れるし、力さえつければ逆に有利に立てるしさ」
「ん、ありがと史也」
「はは、おー。…あ、ここ。ここが職員室だ」
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