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「はは、俺も知らない部屋でビックリした」
「ま、すぐ慣れんだろ。…まだかかりそうか?」
「あ、いいよ、俺着替えてくる」
洗面所を龍樹に譲って部屋に戻る。初めて着る制服…ブレザーってやつだ。
ネクタイの結び方は剛毅さんに教えてもらったからバッチリ!
「ん?メール…?」
朝から誰だろう…って、そんなにメールする人いないんだけど、気になって見てみたら春蘭からだった。
【おはよっ!昨日言い忘れちゃったんだけど、私の箱にカーディガンが入ってるの。よかったらそれ着てって?ふふ、私とお揃いだよー】
「春蘭と…、…そっちにしよ」
ブレザー着たけど脱いで、ダンボールの中からカーディガンを取り出して着る。
少しデカい…けどいっか。
あーこっちの方が落ち着く。
ブレザー、肩張ってちょっと窮屈だったし。
それからマリンに餌やってお別れして、もう既に待っていた龍樹と食堂にいくことに。
龍樹はブレザー全開でアクセとかいい具合にしてて、かっこよかった。
「龍樹、いっぱいピアスしてるな」
「あ゙ーいつの間にか増えたんだよ。…つか…」
「んっ?」
「…いや、なんでもねぇ」
(カーディガンとか、すげぇ似合うんだが)
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