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*色んな人たちと出会い、学園生活スタート!


訓練

調教
勉強
検査
テスト

そしてまた訓練。
その子供たちが連れてこられた場所は、誰に対してもそれしかしなかった。


喋れない子供には言葉を教え、読み書きの出来ない子供にはそれを教える。
分からない、出来ないは受け付けない。

理解し、覚え、使えるようになれ!それがここのやり方だった。
出来の悪い人には、お仕置きをすることも。




『コード00341、この地区の駅名を全て答えろ!』


「「…っひぅ!」」


『早くしろ00341!こんなものも分からないのか!?』


「は、はいっ!えと、――、――…」



あの双子の子供は、毎日怯えながら生きていた。失敗すると体中を鞭で叩かれ、ご飯を食べさせてもらえないからだ。

それでもまだ5つにも満たない子供。失敗は成功よりも多く、もう体中が傷だらけだった。



『続いて実技訓練に移る!速やかに移動するようにっ』



双子のような子供は、20人とそれなりにいる。今は双子が最年少だが、それもきっと少しの間。
また新しい幼子がやってくるだろう。

上は10歳、それ以上はいない。もう、立派な "要員" として働かされるからだ。



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あきゅろす。
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