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「俺…違うの、か…?俺のせいじゃ、ない…っ?」


「ああ、ちげぇ」


「み、んなのそばにいる資格、あるのかな。俺、本当はすげぇ寂しく、て…っ…でも俺のせいでみんながケガすんの、嫌でっ」


「大丈夫だ。何があったって、誰も聡介のせいにはしねぇ。俺らには、聡介が必要だ」


「うっ、く…っ、あり、がとう…!」



 …堪えていた涙は、綺麗な雫となって静かに落ちていった。

 本当はずっと、そういってもらいたかった。独りは寂しかった。友達が欲しかった。何より、家族が大好きだった。

 でも自分のせいで不幸な目に合うからと、押さえ込んでいたのだ。しかしそれも、みんなのおかげで勘違いだと気づけた。嬉しくて、ホッとして、バカみたいに涙が止まらなくて。



「何年もよく1人で堪えてきたな。もう大丈夫だ、全部吐き出せ」


「俺らが受け止めてやるからさ」


「聡介くんが笑顔じゃないと、僕らも寂しいしね」


「う、ぁあ…っ、あぁあああっ!」



 泣いた。とにかく泣いた。それは嬉しいという暖かな気持ちからくる、とても綺麗な涙だった…。




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あきゅろす。
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