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(なんで厄介なやつばかり俺に興味を持つんだ…)


「はは、さっすが聡介。希チャンを知らねーとはな」


「呼ぶな勝手に」


「あのっ、僕1年の湯本希っていいます!先日は助けていただきありがとうございましたっ!」


「助けた?…あ、もしかして野分のやつか!」


「助けてねーよ。テメェらのせいで溜まるストレス発散してたんだバーカッ」



 本当にそのつもりだが、希はキラキラした目で見てくるし、隆也はやるなぁといって背中をバシバシ叩いてくる。聡介はその手を振り払い、大きな舌打ちをして希を睨みつけた。

 だが残念!顔は中等部最後のランク1位に入るほど可愛らしいのだが、いかんせん少しおつむが弱い。いつもお尻を狙われているのに危機感も薄く、危ない場面は過去に何度もあったとか。今も無事なのが奇跡といわれているほどに。



「それで僕、先輩がとても強くて尊敬しちゃいました!仲良くして下さいっ」


「い・や・だ」


「えー照れてるんですか?聡介せんぱーい、仲良くして下さいよぅ」


「…だから名前で呼ぶなクソチビ!」


「ふぇ…っ」


「まーまー、希チャン、よかったら俺と仲良くしない?イイコトたっくさん教えてあげるよー」


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