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「…冗談?いやいや、マジだって、多分」

「そうだな…この騒ぎようは生徒会であることに間違いはなさそうだし」

「た、保まで…」

(マジで大河きてんのかっ?!)


 キャーステキーゼヒヨッテッテクダサーイキャーカッコイーダイテー京極サマーッ!

 ピク、と理央が反応を示した。嫌な予感というか、伊織の予想は当たるんじゃないかと心底嫌そうに顔を歪め、それと同時に伊織の予想通りの結果に理央は驚くことになる。


――ガラッ

「…よぉ。ここにメイドの理央がいると聞いたんだが?」

『『キャアアアーッ』』
『『かっこいーっ、抱いて下さぁいっ』』

「キタコレ!京極先輩、先輩こっちですこっち!待ってましたぁあ!」

「あ゙?細田…っと、理央…」

「っ…な、なんだよ!くんなよばかやろーっ」


 じぃぃ、と見つめてくる大河にほんのりと頬を赤くさせ、トレイで絶対領域を隠しながら悪態をつく理央。可愛い。いや、見た目は少しキモいけれど、その行動は素直に可愛いと思えるもので。

 大河はニヤニヤと楽しそうな顔を隠しもせずに、理央のもとへ近寄ってきた。いつの間にやら伊織と保はその場を離れていて、克己を押さえ込んでいる。



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