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「…紅葉、大丈夫?」

「っ…(コクリ)…」

「僕もフォロー出来るようにするから、頑張ろうね」

「(コクッ)」


(ん、ビックリはしたけど大丈夫だよアヤちゃん。ドキドキしとるけど、楽しみなんやもんっ)

(…あれ、思ったより緊張してないのかな…?)


 クラス発表のときは物凄く緊張してるのが伝わってきたから、同じくらい…いや、それ以上の緊張をしていると思った。けれど横を向けば鍵盤を触りながらも楽しそうな笑顔の紅葉がいて、菖蒲は不思議に思いながらも安心する。

 そして後ろからカツカツとスティックを叩く音が聞こえ、生徒会発表、第一部は始まった…。







『あぁん、長谷川様の汗かく姿、かっこよかったー!』

『小倉様も楽しそうに弾いてたよねっ』

『な、永井ってドラム出来たんだな…』

『意外…だけど結構良かった…!』

『一葉ちゃんと三葉ちゃんの歌もやべーって!』

『可愛かったよな!』

『神崎くんもうまかったーっ』

『椎名のあの楽しそうな顔、純粋に可愛かったよなぁ』

『みなさん、お仕事しながら練習してたのかなっ?』

『尊敬しちゃう!』




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