6 「……ふふ、可愛いよ紅葉」 「…?(そうかな…)」 「それじゃあこれつけるね。シールだから剥がれるし、かぶれないやつにしたから」 「(うんっ)」 頭には服とお揃いのぼうし。そして左目の下には雫の形をしたシールを貼られ、右頬にもシールを。服はピエロといってもとてもオシャレなもので、紅葉にとてもよく似合っていた。(どんな服かはご想像に) 一方菖蒲は曲に合わせ、…というよりもJーPOPなため私服へ着替えただけなのだが、いつもよりは少しハデめの服を着ている。髪も後ろで一つに縛り、その姿はいつもより男らしく紅葉の目には映ったようだ。 かっこいい、と口が小さく動くのを菖蒲は見てしまい、照れくさそうに微笑んでいた。 「……あ、一番目の発表終わっちゃったみたいだね…早く戻ろっか」 「(コクッ)」 「めいいっぱい、楽しもうね」 「は…っ、(うん!)」 それから4つのクラスが発表をした。ダンスに力を入れる某歌手グループのようなクラスや、あまり出来上がってない合唱など様々で。 [*前へ][次へ#] [戻る] |