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 このまま悔しい思いをしながら卒業するよりは、紅葉を精神的に陥れ、退学になった方がマシだ、と。だが紅葉は何をいってるのか、そしてまた、どうしてここまで恨まれなければいけないのかが分からずにいる。

 大きな瞳からポロ、ポロッと涙を零し、恐怖に顔色を染めながら、醜い形相で睨みつけてくる彼を見上げた。


――ニヤ…


『…あんたがホントに足開いてるかどうかなんてどうでもいいの。あんたを汚したい奴は、この学園にはたくさんいるんだから』

「っ…?」

『ああ、ちょうど来たみたいだね。たーっぷり可愛がってもらいなよ』

「ひっ、…ヒッ…っ!」

『っひょー泣いてる顔もヤベェ』

『好きにしていいとか、マジかよ』

『当たり前でしょ。責任は僕がとるから、心も体も、ボロボロになるまでヤっちゃって』


 ニヤニヤと、下品な笑みを浮かべて紅葉に近寄ってくる3人の男。移動中に連絡を入れたのだろう。突然の男の登場に、紅葉は顔をひきつらせた。

 呼吸も乱れ始め、だがその怯えた様子が男たちをさらに煽る。



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あきゅろす。
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