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 小ぶりのペニスが目の前に現れ、椿は慌てて紅葉を座らせた。男同士裸の付き合い、なんていっても瑛魂学園で育った生徒はそんな付き合いは出来っこない。いや、巻いてないならそれでオイシイことはオイシイのだが、椿の理性は脆いのだ。

 慌てて持ってきたタオルを渡すときだって目は自然とアソコへ向かってしまい、むしゃぶりつきたい気持ちがムクムクと育ってしまった。それを振り払うように首を振り、椅子に座り直す。

 次に紅葉が立ったときは、ちゃんとタオルが巻かれていた。


(…よく分かんないけど、お風呂はホンマは巻いた方が良かったんや…)

「タオルはこれな」

「(コクッ)」

「あはー…紅葉チャンに流してもらえるなん、お兄さんは幸せや…いっそのことソープじょ…や、何でもないわ…」

「……?」


 アカンアカンと、やはりどうしても邪な思考が溢れ出してくる頭を振り、大きな背中を紅葉へ向けた。若葉ほどガッシリはしていなく、でも綺麗な背中に紅葉は嬉々としてゴシゴシ擦りだす。

 その一生懸命な姿は目の前の鏡にしっかり映っていて、椿はたまにはほのぼのとしたのもいいかな…なんて思ったりした。



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あきゅろす。
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