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「わかちゃん、あかいよ?」

「んー…眠いんやろなぁ…っく…寝よか」

「おきがえ、してくるっ」


 クラクラしてきた頭で散らかったものを簡単に片し、大きなTシャツ1枚でやってきた紅葉を抱き上げた。

 当初はパジャマを使っていたものの、紅葉が一回若葉の大きすぎる服を着てからTシャツ一枚が気に入ってしまったのだ。だから紅葉の体に合わせた大きめのTシャツがパジャマ代わりになっている。


「おやすみなさいっ」

「ん、エエ夢見るんやで…」

「はー…ぃ…、んぅ…」


 スヤスヤとすぐに眠りにつく紅葉は、一体どんな夢を見ているのだろうか。このまま小学校にあがり、どんなことを学んでいくのだろうか。

 若葉はそんなことを考えながら、ゆっくりと夢の世界へと旅立っていった…。







 小学一年。みんなまだ幼く、よく見れば中には女の子らしい男の子もいて若葉はホッとした。その代わり "勉強" というものがついにやってきて、若葉は教えることに苦戦する。




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あきゅろす。
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