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「んじゃ、気を取り直して2位や!ドラムロールッ」

──ドゥルルルル…ジャン!


「これはもう宿命やな、1ーA、神崎あっやめチャーン。カモーン」

「……はぁ…もう、いや…」

「っ、っ…(アワアワ)」

「ごめん、いってくるね。…多分、すぐ会えるよ…」


 あはは…とかわいた笑いをしながら菖蒲はステージに向かっていく。その意味を紅葉は理解出来ぬまま頑張って、と菖蒲にエールを送り、ステージの上で挨拶をする彼をキラキラとした目で見ていた。


(でも、アヤちゃんにはギューッてしてもらった方がええと思うんだけどなぁ…)

 ホッとするし。なんて思ってみるあたり、やはり紅葉はこのランキングを理解していない。


「えー続いては1位やっ。予想はついとるんとちゃうー?」

──ザワッ

「ほなここまで来てもらいまひょ。同じく1ーA、色んな意味で注目を集めとる椎名紅葉チャンやーっ!」

『『うぉおおーっ!』』
『『イヤーッ!!』』


「っ…!っ、ぁ…っ!!」

「わ…大丈、夫?」

(び、ビックリした…ぁ)



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あきゅろす。
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