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「…!(ホンマッ?)」

「ぅ…うん、まだ僕たち一年だからね…」


 とはいってみたものの、紅葉にはきそうもないと密かに思う2人。だが目を輝かせて見てくる紅葉に "多分" なんていえるはずもなく、満足そうに焼きそばを食べ始めた紅葉を見て心の中で謝るのだった。


──モグモグ

「……リス、みたい…かわい」

(いっぱい食べて、ハーちゃんみたいに大きくなるんやっ)

「ふふ、落ち着いて食べようね。時間はたっぷりあるから」


──パクッ、もきゅ

(紅葉、…食べ、たい…)

「ああっ、口の端凄いよ…もう、ハンカチハンカチ…っと」

(…若ちゃんのお好み焼き、食べたいなぁ…)


 口いっぱいに頬張る紅葉に、若干欲の籠もった目で見る蓮見。そして性分なのか世話をみる菖蒲。彼らを遠目で見た人は、きっと同じことを思ったに違いない。

 まるで親子のようだ…と。







 さて、楽しかった2日間はあっという間に過ぎ、残るは閉祭式…の中の一大イベント、ランキング発表だけとなった。



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