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(ふぇぇ、チューしてばっか、やんかぁ…っ///)


「ずるーい。二葉もしたぁいっ」

「も、紅葉くん大丈夫っ?」

「っ…(コク、リ…)」

「ごめんごめん、三葉もビックリしちゃった。…あ、紅葉はご飯、何がいーい?」

「ぁ…(ぅ…)」


【先輩たちに合わせます。あと、キス、ごめんなさいっ】


 顔を真っ赤にして、真新しい携帯でそれを見せてくる姿は、ネコである三つ子にもかなり効果があったようだ。再び可愛いと興奮しだした三葉を一葉がなだめ、4人は近くのパスタ屋に足を踏み入れた。







「うっわ!なんか凄い人じゃんっ」

「ちょっと三葉しつれ…うわぁ…ほんとに紅葉くんの知り合い?」

「イケメンだけどこの顔、犯罪だよねぇ」

(むーっ!みんなして若ちゃんの悪口いうなんてっ)


 ストローをくわえて頬を膨らます紅葉は、誰が見ても拗ねているのが丸出しだ。机の上に置かれた携帯、その画面に写る紅葉と…若葉。

 見せてといわれて紅葉は快く了承したのに、3人は口々に怖いだのヤバいだのといってくる。



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