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──チュ…ッ

『『キャーッ!!』』

「っ…っ…!///」
(ま、またキスしたぁあ…っ!)


「ククッ、キス、して欲しかったんじゃねぇのか?」

「ゆる、さね、ぇ…っ!」

「ちょ、蓮見落ち着いて!桐先輩もいい加減に……紅葉?」

(もうヤッ、一番高いの頼んじゃうんやからっ)


 触れるだけのキスでも、嫌なものは嫌だし頭にもクる。周りがこれでもかと悲鳴をあげる中、紅葉は見て分かるほど頬を膨らまし、パネルをいじり始める。

 キレていた蓮見と、それを押さえてた菖蒲は意外な行動に目を丸くし、桐は満足そうにそれを見つめていた。


「(ん、)」

「……いい度胸してるじゃねぇか。はっ、まぁ俺様ならなんてことねぇ金額だな」

「モ、ミジ」

「……?(ぶっ…!)」

「拭く。…キレイ、なる」

「あ゙あ?俺様は汚くねぇよ」


 服の袖で紅葉の唇を擦り、自分よりも背の低い桐を上から目線で見下ろす。その迫力はさすが恐れられているだけあるなと思わせるが、桐もそれに負けずに笑いで返した。



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あきゅろす。
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