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「……ん、ここペチンって叩きぃ」

「……?」

「こーゆうことされたら抵抗せなアカンよ。紅葉チャンかわええからすぐ喰われてまう」

「っ…(へにゃ…)」

「っ、それがアカンって。菖蒲チャンから聞いとらんの、俺のこと…」

「……?」


 可愛いといわれて笑顔を見せる紅葉に、椿は深くため息をついた。だが腐っても変態…な椿。もう一度唇を奪い、紅葉を抱き上げて歩き出した。

 蓮見ほど高くはないが、結構な高さまであがる目線。驚いてペシペシ叩いてくる紅葉を、色んなとこへのキスであやし、椿は生徒会室へ向かった。


(こら、ちょっとずつ仕込んでけばエエ感じになるんとちゃう…?)

(うー…若ちゃんやないんにぃ…)


 何気に一番美味しい思いをしたのは、紅葉にいい人と勘違いされている椿だったり。







──ガチャッ


「よー。エエもん拾ってきたでー…って、はら?菖蒲チャンだけなん?」

「はぁ…って、え、紅葉!?」

「っ…(アヤちゃんやっ!)」

「おっと落ち着きぃ。今おろしたるさかい…」



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あきゅろす。
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