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 江藤一葉。黒髪のセンター分けに、ほんの少し垂れた目。雰囲気からも、喋っている感じからもおっとりしている様子が窺える。

 ……が、実はそうでもなかったりする。


 そして江藤三葉。こちらは茶色のセンター分けで、ほんの少し猫目な彼は、元気そのものだ。だがやはり三つ子、少しの差はあっても2人は似ていて、何よりも兄弟を一番大事にしている人たちである。

 ちなみに余談だが、真ん中の二葉は女の子なためここにはいない。


「ついでのついでに三葉たち3年でーすっ」

「っ…!?」

「あは、驚いた顔かんわいーっ」

「もう、三葉ってばぁ」


 さらについでにいうと、抱きたいランキングの堂々1位である。それもセットで、なため2位との差は歴然だ。

 紅葉はそんな2人の可愛さに、ちょっとした仲間意識を感じながら、携帯を使って自己紹介をした。


「「……え?」」

「あー…せや、知らんかったな2人は。紅葉チャンは喋れんのやって」

「そうなの…?」

「か、可哀想!三葉たちが力になってあげるからねっ」

「っ…(ニコッ)」

「「わ、かわいー…」」



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あきゅろす。
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