20 ▼辰巳side 長い休みの間に、新しいチームが出来るのは珍しいことじゃねぇ。 それに対して何かいうつもりはねぇ…が、そういい奴らに限って常識外れが多い。 休みが開け、浮かれていたのか何なのか、新しく出来た弱小チームが俺の通っていた学校まで攻めてきた。 それを、colorsのバカ共がケンカを買っちまったんだ。 『やめろてめぇら!』 『ここですんのはダメだっ』 『他の奴らを巻き込むんじゃねぇえ!!』 ………俺や、止めに入った奴らの言葉は、すぐには届かなかった。 何人か生徒も巻き込んじまい、俺らcolorsに所属している奴らは退学にさせられた。 1・2年は他の学校へ転校。 それはまだいいんだ、まだやり直せるしな。 だが俺ら3年は、もう絶望的だ。暴力沙汰っつーと受け入れてくれるとこも少ねぇ。 ……もう最後の年だっつーのによ。 ………そんなときだ、 白虎からここ…本堂学園を紹介されたのは。 初代総長である金鶴さんがやっている学校。俺は……俺たち3年は、ここへ編入することになった。 [*前へ][次へ#] [戻る] |