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「夜分遅くに失礼にゃ」


「柳川、さん…」


「にゃー堅っ苦しい!奈緒でいいにゃ」


「え…あの、奈緒さんはどうしてこちらに…?」


「理事長からの伝言にゃ」



柳川奈緒さん。
ピンクの髪と猫のような言葉という不思議な人だけど、理事長がとても頼りにしている秘書さん。

……初代colorsの、副総長さん。



「明日は教室に行く前に理事長室へ来てくれ…とのことにゃ」


「えっ…明日、オレがですか?」


「もちろんにゃ!……あ、変なことじゃにゃいから安心してにぇー」


「は、はい…っ」



り、理事長に呼ばれた…っ!?
それもわざわざ奈緒さんがここに来てまで伝えるほどの……それだけの用事ってこと…?



安心してといわれても、
しきれない。

隣にいる弘樹だって、
さっきから動かない。



「うんうん、伝えたからにぇー」

──パタン…


「っ……うおー間近で見ちまった!」


「うわ…なんか緊張した…」


「何やらかしたんだよエーター…」


「し、知らないよ…オレなんかしちゃったのかな…」




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あきゅろす。
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