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へいへい、とツマラナそうにケータイを返してくれた弘樹。
まぁ…話の途中に悪かったとも思うけど、オレは何よりもこっちの方が大事だし?

やっとご飯を食べ始めた弘樹を見て、返事の続きを打ち出した。
よし、こんなもんかな。


それにしても…編入生かぁ。
それが辰巳だったら素敵なのに。







「こんにちはー」


「おや、いらっしゃい黒蝶。何か飲みますか?」


「え?あー…っと、ミルクティー」



今日は土曜日だからってことでcolorsのところに来た……けど、カフェには白虎さんしかいなかった。


少し寂しくなりながらカウンターに座って、頼んだミルクティーに口をつける。

うん、やっぱ白虎さんのは美味しいな。



「みんな来てないんだね…」


「ええ、時間もまだ早いですしね」


「……そっかぁ…」


「ふふ、灰狼に会えなくて寂しいですか?」


「えっ!?な、なんでっ?!」


「そういう顔してましたから」



うわ、それは嫌だな。
前は顔に気持ちが出る、なんてことなかったのに。




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あきゅろす。
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