[携帯モード] [URL送信]
16
これも本音。
ねぇ辰巳、オレはアンタに逃げることも大事な選択肢だって教えてもらった。

だから勝てないと思ったものは、避けるかみんなで何とかしてきたし、恥だとも思ってない。
でも、クイーンとなら出来る、そう思えたんだ。


辰巳はオレのために戦ってくれる。……いや、もしかしたら自分のためなのかな?そうだとしたらもっと嬉しいんだけど。

…だから、さ…オレも自分のために戦ってみたいんだよ。



「っあ゙ーいいね、これぞ青春って感じだ!よし、俺が仲介役をするっ」


「……ジャックで大丈夫なのか…?」


「任せろ!俺はちゃーんと公平にやってやる!そして感動してみてぇっ」


「よし、分かった。今度の休みに街で会おう」


(え゙ぇ゙ー俺の意見総ムシ!?)



何だかわけの分からないことになっちゃったけど、こんな風にバカをやれるのも学生のうちだけなんだろうか?


ああホント、学校がこんなに楽しいものだとは思わなかったよ、辰巳。

本当に、
本当に本当にありがとう。




[*前へ][次へ#]

16/48ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!