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繋いでる手とは逆の手で頭を撫でられ、その気持ちよさに身を任せた。

ああ、この大きくて優しい手、凄く好きだな…。



「colors総長とT-cards総長のタイマンか…面白そうだね」


「「は…?」」


「じゃあ、僕も黒蝶に球技大会のリベンジ申し込もうかな」


「え、リベンジ…って」


「結構悔しかったんだよね、アレ。…あ、弘樹君をかけてでもいいよ?」


「お、俺か!?」



弘樹をかけてって、オレは別に2人の仲を否定なんかしないのに。
白いカラコンが妖しく光り、何を考えているのか分からない笑みで見つめられる。

どうしよう…どうすればいい?


辰巳に意見を求めようかとも思った。現に顔は辰巳の方を向いている。
……でも、これはcolorsではなくオレにあてられた挑戦状だ。

人に任せないで、オレが決めないと。



「お、おい…断れ、んなもの」


「うん…受けるよ、それ」


「………ホントに?」


「ホントに」


「瑛太!お前…っ」


「……だって、クイーンになら勝てそうじゃない?」



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