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いや、だって自分たちのことでもまだ慣れてないのに人の…友達のそんな話を聞かされるなんて、恥ずかしくないわけがないだろ。


あー…えっと、それで弘樹たちは結局色々あって、オレが…オレが紫烏に襲われて自暴自棄になってるとき、弘樹はクイーンに相談をしたらしい。

…そのとき、クイーンは自分なら守るからって告白したみたい。弘樹の返事はなかったみたいだけど。



「……じゃあ前田はいつ返事したんだよ」


「あ、オレもそれ気になった」


「ふふ、教えてもいい?」


「っ…昨日だよ、き・の・う!」


「僕もう嬉しくって…ほんと、邪魔も…2人が出かけててくれて良かったよ」



そこまでいって言い直す意味が分からないよ、クイーン。
それを聞いて辰巳は少し気まずそうにしていて不思議だったけれど、でも、良かった。

弘樹が幸せになってくれると、オレも嬉しい。弘樹はずっとずっと、オレのそばで力になってくれていた奴だから。



(……僕が追い出したっていわない方がいいんだよね?)


(チッ、いえるわけねーだろ、テメェが金出したなんて)



……なんて、2人が目でやりとりをしてることには気づかず、話しているうちに食べ終わったそれに手を合わせた。



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