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「こーやってさ、一緒にくっ付いて歩くのも久しぶりだよね」


「あ?…そうかもな。もっとくっ付いとけよ」


「うぁっ…も、アンタにくっついたらオレの低さが強調されんのー」


「いいじゃねぇか、俺よりデカきゃ困んだろ」


「……そしたらオレ、攻め?」


「……勘弁してくれ」



っ…うん、オレもそれはなんか違うと思う。思わず想像してしまい、2人して顔を青くして頭を振った。

小さくて良かったかも。
…だって、辰巳に可愛いって思ってもらえるから。


エレベーターの前でそれを待ちながら、辰巳を見上げて見つめる。
前髪だけ赤いのが…っていうよりグレーの髪もだけど特徴的で、やっぱり目に視線をとられる。

オレとそっくりだと弘樹がいってくれた、鋭い真っ黒な目。
オレはこんなにキツくないとは思うけど…でもオレもちょっとツリ目だしなぁ。



…………あ。




──チュ…ッ


「おでこ…」


「……ずっと見てくるから、して欲しいのかと思ったぜ?」


「じゃ、どうしておでこなのさ」


「は…いや、特に意味は…」



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あきゅろす。
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