[携帯モード] [URL送信]
2ー30 *
信じられないことに始めは舌で、次第に指が埋まり始め、今では前立腺をしつこいぐらいに攻めて指を増やしてくる。



「あっ、あっン、死ぬ…っ、苦し、やぁぁッ」


「ハ…ッ、瑛太…」


「っああ!ン、ぁ、あっ、あー…っ、やらっ」



グチュグチュと辰巳の唾液やオレの腸液がヤラシイ音をたてる。
オレがどんなに呼んでも、辰巳はそこを一点に見つめて、たまにオレの名前を呼ぶだけだ。


……そう、なんか…余裕がなさそうに見える…?


もしそうだったら嬉しい。
ああ、でも…オレを見てほしいと思うのは、ワガママだろうか…?



「っ…っみ、辰巳ぃ…!」


「……っ、あ…?」


「ふぁ…ぁ、も、ソコいいから…ンッ…キて?ちゃんと…オレを見て…っ」


「あ…わ、るい…お前を前にすると、マジ余裕がなくなるんだ…」


「ん…それは、嬉し…。でも、でもっ…オレの声も、聞いてよ……っあンッ!?」



情けない顔をした辰巳に、オレも少し泣きそうになった。
けれどチュポンと突然引き抜かれた指に感じてしまい、はしたなく声を出す。

辰巳が、可愛いから抑えるなといってくれた、とても恥ずかしい声を。



[*前へ][次へ#]

60/65ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!