2ー13
それ以外はいらない。
ただ、キスだけが欲しくて、辰巳の頭を抱えてたくさんした。
「……んくっ、ぁ、あふっ…も、むひぃ…っ、ん」
「っは…ン、チュッ」
「んん…ぅ…ぁ、たちゅ、み…ぃ」
「……愛してる…はぁ…っ」
「お、ぇも…」
飲み込んでも飲みきれなくなった唾液がオレの口を伝い、限界を訴えた。
舌がジンジン痺れて呂律が回らないというのに、辰巳は垂れたものを舐めとって余裕の笑みを見せてくる。
っ…かっこいいんだから…。
「大丈夫、か…?」
「……ろっ、ちが…?」
「どっちもだ」
「っ…きふはっ…ら、じょぶ…や、らいっ!……でも…しゅごく、うれひっ…」
「っ…煽るな、バーカ」
──チュッ
ああ、もう、幸せってどこまでいくんだろうね。あなたの温もりが凄く幸せにしてくれて、安心を与えてくれる。
ごめんね、
長い間待たせちゃって。
ありがとう、
長い間、オレを待っててくれて。
待たせた分、いっぱい尽くすから…。
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