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2ー12 *キス
ちゅっ、ちゅと角度を変えてたくさんのキスをくれる。
そこから、触れているところからジワジワと熱くなっていき、頭がおかしくなるんじゃないかと思った。

2人でたくさんキスをして、辰巳にもっとしてほしくて口を開けて待つ。


辰巳の荒い息と一緒に舌が入り込んできて、オレの口内で暴れ回った。
そこにオレも自ら舌を絡めて、絡めて絡めて、ときおり吸ってみたりして。

獣のように相手の口を貪った。



「んんぅ、はっ…ンッ、たちゅみ…っ…ぁふ、も、ろ…っ」


「え、た…っ、はっ、ンッ」


──チュク、クチュ…ッ


「んっ!んむ、ふぁ…っ、すきっ、んんぅ、もっろ……もっとぉ!」


「っ…少し、ン、黙ってろ…っ、ふ」



辰巳にしがみついたまま、後ろにゆっくり倒れてキスを続ける。
口の中に唾液が溜まっていき、ピチャピチャとイヤらしい音をたてる。オレはそれを、飲み込んだ。

するとまた辰巳から送られてきて、舌を絡め合いながら、何回も飲み込む。


誰がくるか分からない、廊下の一番端の教室でキスを繰り返す。
凄く背徳的で、でも今はとにかくキスがしたかった。



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あきゅろす。
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