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2ー4
まぁ、だが、似てるっていわれんのは嬉しいことだ。
あんときの瑛太の幸せそうな顔、マジやべぇ…。


「早く、…早く戻ってこい、瑛太…」







……瑛太なりに必死に頑張ってんのは、今じゃもう目に見えて分かる。
俺の服の裾をちょんっと引っ張り、柔らかな笑みを向けてくるようになった。


触れることが出来ねぇのはやっぱ寂しいが、すげぇ進歩したほうだ。逆にこういうのも小動物っぽくていいかもな。

だが……、



「手ぇ繋ぐのも、まだ怖いか?」


「え?あー…ぁー…」


「……いや、わりぃ。急かしたか」


「ううんっ、オレ、頑張るよ…?」



ごめんね。
目から嫌でも伝わってくるソレ。俺の前の席に座った瑛太を撫でてやりたくなったが、そこはグッと堪えて机の上に手を出す。

瑛太の手が、恐る恐る伸びてきた。



「っ……」


「ムリしなくていい。出来なきゃまた次やりゃいいんだ」


「う、うるさい。アンタは黙ってて!」


「……は…」



んだよ、心配してやってんだろうが。



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