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──ブブブ、ブブブ
「……チッ、誰…っ、前田?」
まさか、瑛太に何かあったんじゃねぇよな……んな不安を抱きながら通信ボタンを押す。
すると慌てた声の前田が、早口にこういってきた。
『今っ、今エータがパニクっちゃってて俺たち近づけなくてどーすりゃいいっ!?』
『──ぁああっ、ゃ、来るなぁあっ!!』
『おい黒蝶、落ち着け…っ』
『エータ、ちょっ…タッツー!』
「チッ…それ以上瑛太に近づくんじゃねぇっ!すぐ行くっ」
あいつら…っ、あんな、
あんな怯えた声出してたのに分かんねぇのかよ!!
頭に血がカッとのぼり、怒りのままに部屋を飛び出して瑛太の部屋のドアを強く何回も叩いた。
それに気づいてか前田がやっと開けてくれ、何かいおうとするソイツを押しのけて瑛太のところまでいく。
そこには、めんどくさそうにしているレイジとシロ、困り果てているクイーンとジャック。
…そして、嫌がる瑛太を落ち着かせようと無理やりに抱きしめているキングがいた。
──…っ、あんなの、逆効果じゃねぇかっ!
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