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「んーピンク似合うねー女の子みたいだもんね、ちょうち……エータちゃんは」
「っ!?」
「……あ、でも蝶々って名前の方があってるよ。いっそのこと改名しちゃえば?」
クスクスどころか声を大にして笑う紫烏に、悔しくて涙が出てくる。
手は後ろでさっきのやつに拘束され、仰向けにされてその上に紫烏が乗っかってきた。
卑下た笑みが気色悪い。
「蝶々のきれーなきれーな手を傷つけないためにやぁらかいの使ってあげる俺、やっさしー」
「なっ…にする気、だよ…っ」
「……セックス、エッチ、イヤらしいこと。蝶々のお尻の穴に俺のチンコ入れんの。これで分かる?まだ分かんないかな?」
「ヒッ……ゃ、嘘だ、やだっ」
「嘘じゃなーいの。ククッ…ずっとさぁ…アンタと会ったときからずーっとこうしたいって思ってたんだよね。今まで我慢してた俺、ちょーエライ子」
優しく…なんて言い方はしたくないけど、まるで割れ物を扱うようにオレの髪を撫で、そのまま頬へ手を滑らせてきた。
その感触が気持ち悪く、顔をそらせば顎をムリヤリ掴んで顔を正面に向けさせられる。
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