27
──ドサッ
「あぅ…っ!」
「よーこそ我が城へ。くふふ、人んちにあがったらまず何ていうんだっけ?分かるかなぁ?」
「っ…お、じゃま…します」
「はーいよく出来ました。ご褒美あげるねー…んー…うん、これにしよう」
「……な、何それ…くんな、ヤダ!」
……紫烏に連れてこられたのは、古いアパートの一室だった。
恐らく紫烏の部屋だろう。パソコンなどがたくさん置いてあるし……
…何よりオレの写真が…貼られてる。
気持ち悪い。
気色悪い。
ありえない。
信じたくない。
…………怖い。
そんなオレを敷き布団に押し倒し、紫烏はあろうことかピンクの手錠のようなものを取り出した。
何をされるか分かって、後ずさる。
「あはははっ!逃げれねーの分かってるくせにさぁ、よく逃げようとするよね。バカ?やっぱバカなの?」
「るさ…っ」
「追いかけっこも楽しそうでいいけど…今回は時間ないからちゃっちゃとヤるよ。ほーらうつ伏せになっ…て!」
「っあ゙…!くっ、やめ、やっ…離せぇ」
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