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予想外にハマりすぎたことに驚き、お腹を押さえながら近くのファミレスに入った。

途端お客の視線が一気にオレたちの方を向いて、ひそひそと話し出す。



『かっこいー』
『うわ、綺麗だな…男だろ?』
『声かけちゃう?』


だの不純な会話に、


『あれってcolorsじゃ…』
『総長の灰狼と副総長の黒蝶じゃね!?』
『やっべ、生で初めて見た。こえー』


だの明らか夜関係の人たちの会話。



外を歩いてるときもあったけど、それは歩けば聞こえなくなるものだからまだ良かった。

あまり来ない街で、ご飯を食べてるとこをジロジロ見られる。
気分のいいものじゃない。



「……違うとこ行くか?」


「ぁ…ううん。どうせ他いっても同じだろうし…」


「………チッ」

「っ、!?」



大きな舌打ち。
オレが暗くして気を悪くさせてしまっただろうかと、不安が一気に押し寄せてきた。

小さく跳ねた肩は辰巳にバレただろうか?いや、それよりも謝って外へ…。



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あきゅろす。
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