[携帯モード] [URL送信]

ああ、その目、凄い好き。
いつもはギラギラ光っているのに、どうしてそんな優しくなるんだろ。



「……っれ、え、怜治さんどこ隠したんスか!?」


「え、シロ?」


「ギャー怜治さんがいないーっ!じ、自分がおそばについていなかったせいで灰狼に…!?」


「ちげぇよ、もう行っちまったよ。とっくの昔にな」


「ノァアアア!怜治さんご飯食べなきゃダメじゃないッスかぁあ!」



うるさ…っ。
そうか、やけに静かだと思ったらシロ、2人分のご飯頼んでたんだ。

でもレイジいないし…少し可哀想な奴。っていうか逆にシロがお母さんみたい…猛獣の世話係?


………あ。



「何、じゃー余ったわけ?もったいねー俺がもらってやる」

「え、…なっ、マリモ返すッス!それは怜治さんの…っ」

「でもいねーんだろ?ははっ、シロにおごってもらう日がくるとはなっ」

「ジ、ジャック返せッスー!!」



シロが持っていた一つを後ろからヒョイッと取り上げたのは、相変わらず緑と笑顔が特徴的なジャックだ。

辰巳はまたうるさそうな顔をしたけど、この2人の絡みを見ているのもオレは好き。


なんか、普通だ、って落ち着く。



[*前へ][次へ#]

8/41ページ

[戻る]


第3回BLove小説漫画コンテスト開催中
[小説ナビ|小説大賞]
無料HPエムペ!